静岡でアシュタンガヨガをお伝えしています
以下は、MYSORE SF マグノリア先生の記事を 翻訳したものです。 長文ですが是非最後まで読んでみて下さい。
多くの人はレッドクラスがアシュタンガを学ぶのにベストな方法だと考えているけれど、もう少し掘り下げて考えてみよう。 歴史的にヨガは、治療方法として個々の体質や欲求、適性を見ながら、一対一で伝授されるものだった。それが長い間に進化して、今日私たちが知るグループクラスとなった。 マイソールの伝統では、レッドクラスはマイソールスタイルの練習生のためにある。練習生は毎日(実際は5〜6日)自分のペースで練習する。正しい指導においては、生徒が初めてのクラスで教わるのはスーリヤ・ナマスカーラA、あるいはスーリヤ・ナマスカーラB、いくつかのフィニッシングポーズ、そして休息だ。次の日も同じ、あるいは1つ2つポーズが加わるかもしれない。この間中、先生は生徒のマットの傍らに立ち、一対一で、生徒の呼吸を聞いたり、ポーズのトランジションその他が正しいかを確認したりする。このようにして、生徒は時間をかけて系統的にアシュタンガヨガのプライマリーシリーズを教わっていく。一般的に、プライマリーシリーズ全体を学ぶのに3カ月から数年かかる。 レッドクラスでは、生徒は先生のペースとカウントに合わせる。インドのマイソールでは、マイソールクラスをはさんで毎週金曜日と日曜日にレッドクラスが行われる。レッドクラスはマイソール練習のアンカー(錨)の役割を果たすものだ。というのも、自分のペースで練習していると必然的に、足指を突っついたり、執拗に汗を拭いたり(そんなことしても汗は流れるばかり)、向こうで練習してるかわいいコをチェックするような「くせ」が助長されてしまう。こういった集中をそぐことはすべてレッドクラスではなくなる。レッドクラスというのは、マイソール練習の日に正しいペース、ヴィンヤサ、トランジション(移行)を喚起させるために行われるものなのだ。 マイソールが初めての生徒もまたレッドクラスに参加する。けれども彼らはマイソールクラスで指示された最後のポーズでいったん終える。そしてクラスが続行される中、与えられているフィニッシングポーズを始める。こうしてクラスは「オールレベル」対応になる。先生は生徒がマイソールクラスでどこまで練習しているかを正確に把握しており、マイソールと同じように、先に進むべき時がくるまではそこまでにとどまらせる。このようにしてすべての生徒が、ガイド付きクラスとヴィンヤサのより確かな理解という恩恵を受けることができる。生徒は先生のカウントのペースで一丸のエネルギーに満ちた体、一丸の呼吸、一丸の経験となって動く。それは力強く、また謙虚でもある。そして、それは特にものごとを独自のやり方で進めたい人にとっては、楽なことではない。 もちろん、あなたはインドにいるわけじゃない。あなたがいるのは、責務を持って、活動的に生活している都市や町だ。だからこそ、ものごとにゆっくり時間をかけたり、期待はほどほどにすべきなのだ。スプタ・クールマーサナはどう考えても初心者のやるポーズではない。プライマリーシリーズは「初級コース」と呼ばれているだけで、ポーズを安全に行うのに必要な実際の上達レベルを表してるわけではない。 レッドクラスがかなり広まったために悪評 (アシュタンガは危険だの、アグレッシブだの、膝をこわすといった)を得るようになった。それは、多くの人がレッドクラスでアシュタンガを習い、準備ができていないのにポーズを行っているからだと私は確信している。こうしたやり方で学ぶのはむしろ退歩だ。マイソールクラスに入ったら、あなたが習うことはそれまで習ったことをご破算にすることかもしれない。ところで、マイソールはヴィンヤサクラスの兄弟だ。マイソールクラスはヴィンヤサヨガ、パワーヨガ、そしてあらゆるその混合の母だから、「練習を深める準備が整った」とき、マイソールはあなたにとって避けては通れない真実となる。 もしあなたがアシュタンガを学びたいなら、マイソールクラスに行くといい。インドのKPJAYIで継続的に学んでいる先生を見つけて、問い合わせてみよう。先生の略歴には毎年インドに行くと書いてあるかもしれないが、実際に毎年行くという意味ではない。インドのKPJAYIは常にホームベースだったし、これからもそうあり続けるだろう。ヨガで興味深いのは、信頼できる拠り所から学び続けられることである。 オリジナル: http://blog.mysoresf.com/2013/02/07/how-to-learn-ashtanga-yoga-led-class-versus-mysore-class--.aspx ASHTANGA SHIZUOKA
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12月 2024
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